七海です。
先日の記事でも少し書きましたが、『ぼく冒』の製本版ができました。今日から販売開始します。
本編の内容はカクヨム版および電子版とほぼ同じ。それにプラスして、書き下ろし番外編「アニーの挑戦」を収録しています。
製本版の完成後に誤字脱字が判明しました。申し訳ありません。
今回の通販では、本書に訂正表を挟んでお送りするという形で対応させていただきます。
次に小説本を作る機会がありましたら、校正用に一部刷って最終チェックを行うなどして、できる限り誤字脱字がないように努めてまいります。
→「本」
解説とか呟きとか色々
こちら今回の書影です。まあ、前回よりマシ、かなあ?
紙版は当分作るつもりはなかったのですが、友人にリクエストされたとあっては、やらないわけにはいきませんでした(チョロい)
カクヨム版のⅠをまんま印刷フォーマットに流して、そこに書き下ろしも加えたら、272ページという大ボリュームになりました。
本体の姿かたち?や、手に持った感触、ページをめくった感じは、もはやほかの文庫本と何ら変わりなかったです。
バッチリ仕上げてくださった印刷所さんに、心からの感謝を捧げます。
レイアウト設定のこと
今回、本文のレイアウトについてちょっとメモっておきます。文庫サイズの小説同人誌を作りたい方の参考になれば幸いです。
使用ソフト:Adobe InDesign CC
ドキュメント設定
ページサイズ:カスタム(A6のサイズに設定)
幅:105mm
高さ:128mm
方向:縦、綴じ方向:右(「本」と書いてある方)
マージン
上:18mm、ノド:15mm
地:10mm、小口:12mm
裁ち落とし:各3mm
レイアウトグリッド設定
組み方向:縦
フォント:A-OFT リュウミン K-LK(Adobe Fontsにあった)
サイズ:12Q
字間:0H
行間:8H
行文字数:40
行数:16
段数:1
グリッドの開始位置:天/小口
その下は上記マージンの数字と同じ。
手元にあった、昔の角川文庫の本を参考にしました。
生々しい話
「本」等チェックしていただければわかりますが、お値段の方は文庫本とは思えぬ数字になっております。
しかし、ぼったくりのつもりはなく、一冊あたりの印刷費+利益+決済手数料で計算して出した数字です。マジです。
(次はもう少し単価下げたいと考えています。しかしそうなると結構な部数を刷ることになりそうなので、検討中です)