七海です。
今年もハロウィンですね。というわけで、ハロウィンの漫画を公開しました。『海の書庫』に格納しているので、よろしければご覧ください。
ハロウィン系の絵や漫画について、「今年はどうしようかな~忙しいしやめとこうかな~~」ともにょもにょ考えていましたが、思いがけず描くきっかけとネタがあったので描きました。とても楽しかったです。
図らずも2年連続のぼく冒ハロウィンとなりました。仮装の違いなど、見比べて楽しんでいただければと思います。(カラーイラストも、当日には間に合いませんでしたが公開する予定なので!)
アニーの衣装とお菓子の作画に全力を注ぎました。あとは、家を描くのもちょっと頑張りました。
ではでは以下、ちょっとした作品語りです。思いっきりネタバレしているので、よろしければ漫画を読んでからお読みください。
漫画の内容についての話
端的に言うと、アニーがロトにお菓子をねだりにいく話です。アニーが楽しそうで何よりです。
どこかでハロウィンの風習を聞きかじって着替えた後、まっさきにロトのもとへ突撃したのだと思います。「とりっく・おあ・とりーと!」を言える大人は、彼らにとってロトくらいのものです。
巻き添えになったフェイもちゃっかり仮装しています。あれは誰が用意したのだろう……。そして、おそらく、エルフリーデとクレマンも裏で巻き込まれています。時期的にね。
ロトもロトで、スコーンなんていつの間に焼けるようになったのでしょうね。おそらく、便利屋のお客さんにそういうのが上手な方がいて、その方がレシピを教えてくれたのでしょう。それか王宮の居住区にいた頃に誰かから習ったか、ですね。
そして、ロトがアニーの仮装を見てすぐに「魔女」と言っているのは、この国に来てから『五色の魔女』に関する本をたくさん読んでいたからです。
ぼく冒世界で言うところの「魔女」は女性の魔術師もしくは『五色の魔女』を指します。後者のイメージはとても曖昧なので、書物の挿絵などでは、我々がイメージする魔女の姿で描かれたり、恐ろしい老婆として描かれていたりします。ロトは多分、どちらも目にしていたのでしょう。
本編既読の方はこのあたりを踏まえて見ていただけると、より楽しめると思います。ぜひぜひ。
知ると楽しい時系列の話
季節の行事のパロディなので、本来時系列も何もあったもんじゃないのですが……。
このお話を仮に10月最終日の出来事だったとして、本編の時系列にねじこむと、ⅣとⅤの間くらいになります。
子供たちに対するロトの態度が若干やわらかいのは、序盤に比べて親密になっているから……かもしれませんね。
(これを調べるためにウン年ぶりに創作年表を開きました。年表作っといてよかった)