久しぶりのWEB更新です。AZUREの外伝『無地の旗』を連載開始しました。
このお話の構成と概要
『無地の旗』は、ラミレス家地下でクラインと同部屋だった四人の、過去の話を詰め合わせた作品です。こういうのをオムニバス形式というのだろうか。
中身の内訳は以下の通り
- 『女神の忠告』(おじいさん編)
- 『空虚の時代』(ラルフ編)
- 『ひび割れた世界の』(ハル編)
- 『空を見る』(ユキ編)
各エピソード10ページ前後です。
お話の一つひとつは淡々としています。どこかエセ文学臭さが漂っていると思われます。
しかしですね……
これらのお話全てが第5話の回想シーンにつながると思って読んでいただくと……こう……
エモいかもしれません。
おじいさん編のあれこれ(ネタバレあり)
「あれこれ」と言っても大して語ることがないのですが、
というか、本編でまだうまくあぶり出せていない事柄に触れてしまうのでどう語ったらいいのか悩むところなのですが、ちょこちょこ語ります。
相変わらず名前は明らかにならないおじいさんのお話でした。
厳密にいうと、おじいさんがもう二、三十歳若かった頃です。まだどちらかというとおじさんですね。
おじさんが魔術師としてブイブイいわせていた(…)時の詳細のようなものです。今回、少し政治が絡んでいるので、そこも合わせて書いておきます。
『AZURE』の舞台となる王国は君主制です。+本編までの数十年で情勢がぐるぐる動いています。お話と情勢をまとめると以下のようになります。
先代陛下の悪政→民衆の暴動→ (今回ココ) →暴動を貴族が利用→王の代替わり・傀儡政権(本編ココ)
……つまり、おじいさん編の後の『無名の義賊』たちの末路は……察してください……。
彼らは彼らで頑張ったんですが……なんかこう、色々手ごわかったみたいです……(語彙力)
余談:今回登場した女性の話
今回のお話に登場した女性。
彼女は『AZURE』の隠しキャラ的な存在です。
今のところ本編に登場する予定はないですが、おそらく本編の裏でも色々やってます。小競り合いで壊れた建物とか、直す羽目になっているのではないでしょうか(←)
彼女もおじいさん同様名前が出ていません。しかし、名前のヒントは出しています。
ずばり、ココ。
これでピンときたあなたは、神話好きですね?(これが第二のヒント)
女性の名前、お暇な時にでも考えてみてください。
それでもって、「ね~~~こういう名前じゃない~~~?」と作者にメッセージを頂けたら、作者が喜びます。当たっていても外れていても喜びます。
ではではー。