更新久しぶりすぎて、前回の話忘れちまったよ。というときなどにどうぞ。
エミリオ達を見送ってから、一週間後。クラインとアレンは、ギルドの先輩に代わって街の巡回を頼まれる。巡回はいたって平穏に進んだが、その途中で空色の瞳を持った少女と少年に襲撃される。二人は自らを「何でも屋」と名乗り、ラミレス家の依頼でクラインを捕らえにきたことを明かす。しかし、二人ともなんとなく乗り気ではない様子。その理由は、彼らとクラインの出自にあった。
ファラドの子供達と出会った、翌日。クラインは約束通り、自分自身が逃げてきた経緯と、「フィル」の死の真実を彼らに語る。
死と背中合わせの牢獄に突然やってきた男の子・フィリップ。彼と同じ部屋にいたクライン達は、少しずつ絆を深めていく。しかしある日、フィリップが実験に連れ出されたきり、帰ってこなかった。その夜、クラインの前にレイラが現れ、彼をある場所へと連れて行く……。
語られるすべての始まり。その先にあるのは、哀しみか――一筋の希望か。
クラインとアレン、そしてシエルは無事『インドラ』にたどり着いた。ようやく一安心かと思われたクラインだったが、ギルドリーダー・ルークの意味深な言動とギルドの雰囲気に戸惑う。
その後、街に繰り出した三人は『今一番会っちゃいけない人』と傷を負った少年少女に出遭い、驚くべき事実を知った。
クラインとアレンの契約が成立した翌日。アレンの後輩・シエルが、彼を迎えにやってきた。
二人はシエルとともに意気揚々と出発するが、途中、森の中で迷子になってしまう。
三人は、偶然出会った自称『正義の天才弓使い』ケルブとともに森の出口を目指す。
謎の少女レイラは、クラインを「所有」するラミレス家の私兵隊長『守護者』だった。
不思議な力でもってして二人を追いつめ、アレンに対して奴隷の引き渡しを要求するレイラ。
どこかあきらめた様子の少年と、殺気立つ守護者を見たアレンの決断はいかに。
逃亡奴隷の少年クラインは、奇妙な魔法陣の噂を聞き、追手が仕掛けた罠であることを確信していた。
一方、アレンは、聞き込み調査の途中に異様な気配を感じ取る。向かった先にいたのは、奴隷の首輪を身につけた少年だった。
二人は好奇心と警戒心で腹を探り合うが、そうしている間にも、新たな魔法陣の情報が入ってきて……
魔術師ギルド『インドラ』に所属する少年魔術師・アレンは、動物が凶暴化する魔術の調査を命じられる。
そしてもうひとつ、秘密裏に彼に課された任務は、貴族の家から逃亡した奴隷を「保護」することだった。
リーダーの意図とは。その奴隷が何者なのか。アレンは戸惑いながらも、レスへ向かうことになる。