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用語集

とりあえず五十音順。順番が間違っていても大目に見ていただけると嬉しいです。
お知らせなしで追加・編集します。

アルテア

現在のエトワール島の先住民。エトワール人(入植者)との度重なる小競り合い・二度の大戦争をした末に、今はほとんどが王国内でひっそりと暮らしている。そうでない者たちは大陸に逃亡した模様。「原始のエーリフから授かった力」とされる彼ら独自の魔術を有している。

現在、王国では迫害を受けており、よく奴隷として連れ去られているとか。

アルテア魔術

アルテアが使う魔術の俗称。構成を組むことなく使えるため、他の魔術に比べて発動速度が段違いに速い。

エアハート家

五大貴族のうちの一門。

エーリフ

体のほとんどが魔力でできた生物。いわゆる魔物。その多くが凶暴かつプライドが高いので、他の動物や人間に従うことは少ない。まれに、魔術師と契約するエーリフも存在する。

世界はエーリフの力でできたともいわれていて、一部では神様のようにあがめられている。「原始のエーリフ」と呼ばれる特殊な存在もいて、彼らは魔術の始祖であるとも言い伝えられる。

王国ギルド連盟

エトワール王国で数十年ほど前に発足した巨大連盟組織。王侯貴族が力あるギルドを選び出し、「王国直轄ギルド」として抱え込み、それらが結集することで作り上げられた集団。どの職業ギルドも力があれば国にとっては有用となりえるので、職種の制限などは存在しない。選び出されたギルドは王国から直々に出された依頼の遂行、国軍の補佐、紛争の仲裁などを行うことになる。また、各ギルドの長は連盟会議に出席する義務と、それ以外での国からの呼び出しに応じる義務がある。その権限は強く、たとえば加盟ギルドが逃亡した奴隷や謀反を企てる者をかくまっていたとしても、確実な証拠と連盟側の許可がなければ誰もそのことに口出しできない。

本編時点では王家が機能していないので、連盟も瓦解しかけている。代わりに、五大貴族がギルドのパトロンとなり援助をしている。連盟会議は一応開かれている。

オーデン家

五大貴族のうちの一門。

ギルド

同職の者たちが集まって作る組織。さまざまな種類がある。ほとんどの場合が複数人で仕事に当たっており、これはどうやら暗黙のルールであるようだ。主な仕事は、外部(私人、民間企業など)から寄せられた依頼への対応、警備隊および国軍の補佐のほか、大きいギルドでは管轄となる特定の地域で起きた問題への対処などがある。

なお、エトワール王国ではギルドに対し援助金支給などの特別待遇を与える代わりに国からの依頼を行わせるという制度がある。「王国ギルド連盟」の項を参照。

五大貴族

カーライル、オーデン、マティアス、ラミレス、エアハートの五家をさす呼び名。建国当初から存在し、国政を支えていたといわれている。

カーライル家

五大貴族の一門。王国中西部から南西部の一部を治めている。エルフォードやシアンス、レス等はカーライル領である。『インドラ』の後援者でありパトロンともいうべき存在。歴代の当主は、かのギルドが貴族を敵視しつつカーライル家を利用しようとしていることに気づきつつ、黙って利害関係を結んでいる。

二年前に当主が代替わりしたばかり。

魔術

「天地の根源」ともいわれる力「魔力」を術式に通して、さまざまな効果を引き起こす術。

マティアス家

五大貴族の一門。王国北東部を治めている。領地と王都にそれぞれ屋敷を持っている。当主は普段、ラディスティアの屋敷で生活と仕事をするが、王都での仕事がある場合はそちらの屋敷に滞在する。
長らく王国の軍事と外交を支えてきた名家。ただ、本編開始の七年前に当代当主と当主夫人が亡くなってからは、他の家と同様に荒れてきている。今は当主の弟が家を取り仕切っているようだ。

ラミレス家とは犬猿の仲、だったのだが……?

ラミレス家

五大貴族の一門。王国北西部の辺境を治めている。十年ほど前から積極的に奴隷狩りや人体実験を行い、怪しい動きを見せている。

古き時代、エトワールやメルトキア大陸にいたとされる長寿の生命体。魔術に似た技を使いこなし、蛇のような体をうねらせて空を舞うと、古書の記述にある。現在は架空の生物とされているが、人知れず実在している。原始のエーリフの別称であるという説も存在する。